ドイツやヨーロッパに留学を考えている人向けに私や周りの人の経験を元にどうやって留学をしたか、留学の手順を紹介したいと思います。
ドイツ留学 ①どうして留学したいのかを明確にする
この先生につきたい
この国や街に行きたい
はたまたとりあえずどこでもいいから留学したい
〜を学びたくて留学したい
〜をしたいから留学したい
とにかくこの動機をはっきりさせておくことがとっても大事だよ。
こういったことを明確にしておくと留学への道筋もわかりやすくなりますし、留学してからの質も上がります。
私の場合
絶対にドイツ人からドイツの作曲家の解釈を学びたい!!
という気持ちがあったのでまずはドイツ人に習うということを第一条件にしていました。
ドイツ留学 ②理由に沿って先生を探す
留学したい動機に基づいて自分にとって最適な先生を探します。
その際に使える講習会一覧や探し方は下のリンクからどうぞ。大体私を含め、最近の学生は下の記事に書いた方法で先生を見つけていますよ。
先生探しは人によってはとても時間がかかる場合があるから早めにな。
ドイツ留学 ③希望の先生にコンタクトをとる
コンタクトを取るというのは一般的にただ受験の意思を示すだけでなく、
数ヶ月や数年前からその先生の講習会やご自宅に行き、何回かレッスンを見てもらってその先生に認めてもらうことを指します。
最悪、受験の直前の数週間前に初めて会っても良いですが、私の経験からするととって貰える確率は事前にコンタクトを取っている場合と比べるとかなり低くなってしまいます。
私自身、先生と出会った講習会以外にも何度かご自宅まで日本からレッスンを受けに行きました。講習会とは違った雰囲気でレッスンを受けられたのでより関係が深くなった気がして嬉しかった思い出があります。
ドイツ留学 ④希望の音楽大学が定まったら語学の勉強をはじめる
留学前なのに語学の勉強をもうするの!?と思われた方もいるかも知れません。
しかし、実際にドイツなどでは留学前の願書を出す時点、または入学する際に、一定以上の語学レベルの証明を求められることが多いです。
大学によってはたとえ入試に受かっても語学の証明がないと入学を許可されません(学校によっては入学から1年の猶予があったりもします。)。これによって実際に留学を諦めた友人も何人か知っています。
基本的にはMasterは語学の資格が求められることが少ないですが、Bachelorではほとんどの大学で一定以上の語学レベル(大体B2以上のことが多い)を求められます。
ここでつまづいている留学生は本当に多いです。。
猶予をもらえて必死に勉強したとしても、外国に来てから語学の勉強ばかりに時間を費やすことになってしまうと、本末転倒になってしまいます。
ちなみに私は事前にB2まで取ってからドイツに行ったのでここに関しては問題なかったです。
ドイツ留学 ⑤音楽大学の受験を申し込む
ドイツでは入試を地域や学校によって夏(6月前後)だけのところと、夏冬の年2回行うところに分かれます。
夏学期の試験の場合は申し込みが3月から5月
実際に入試で演奏するのが5月から7月
冬学期の試験の場合は申し込みみが10月から12月
実際に入試で演奏するのが1月から3月
ぐらいであることが多いです。詳しくは希望の大学のホームページを見てみてください。
上に書いたように大学によっては申込みの締め切りが一か月以上違ったりするのでよく期限には注意してくださいね。
また友人たちに聞くと、どうやらアジア人は滑り止めで何箇所か掛け持ちして受けることがとても多いようです。ですので自信がない方は複数校受けることを最初から考えてみることを個人的にはおすすめします。
ちなみに遅くとも願書が出ているこの時点でほとんどの大学では課題曲が発表されています。
ドイツ留学 ⑥試験を受ける
試験がある時期は普通に学校で授業をやっている時期なので、受験日より少し早めに行けば、大体どの楽器も公開のクラスコンサートをやっています。
受験の前に聴いておくとレベルがなんとなくわかり安心するでしょう。私も聴きに行って自分とのレベルの差が大体わかったので少し安心しました。
そして受験日を迎えたら全力を出します!
ドイツ留学 ⑦合格発表
大抵の場合、試験を終えたらその日中に担当教授に聞けば合否はわかります。ただ正式な発表は数週間後のことも多いですのでそれまで落ち着かない日々が続きます。
私の場合その日のうちにすぐ教えてもらえました。
ちなみに日本の音楽大学は何回も試験を受けることが可能ですが、ドイツの音楽大学は受験者がとても多いため、3回までしか同じ大学(条件は各大学によりけりです)を受験することが出来ない大学も多いですので、レベル的に心配な方は念のために受験前にそれらの情報を確認しておくと良いです。
ドイツ留学 ⑧入学準備
無事大学に受かったら入学の準備を始めます。ここでまず1番にしないといけないのは家探しです。
小さな都市ならいいですが、ベルリンやハンブルク、パリなど大都市圏で家を探すのは日本人に限らずとても大変です。私自身遅く家探しを始めてしまったため、最初は条件の悪い高額な家賃の家に住まざるを得なくてとても大変な思いをしました。
ですので受験に受かったら一刻も早く家探しを始めることをオススメします。
ドイツ留学 ⑨現地に移住する
ビザに必要な書類など準備を整えたらとうとう移住です。
日本のものは高品質で便利なものが多いですが、ドイツも先進国なので大抵のものは手に入るのであまり心配しなくても大丈夫です。
私の場合、大量に日本から色々なものを買っていったものの、ドイツにも同じようなものがあり、
これドイツにもあるのか、とよくなっていました。笑
例えば箸などもアジアスーパーに行けば普通に売っていますし、お米もそれなりのものがアジアスーパーに行けば買えます。
炊飯器は日本製のような高品質のものがあまり売ってないから、
海外仕様の質の良い炊飯器を日本から持ってくるのがおすすめだよ。
ここまできたらようやくスタート地点、留学開始です。
学費などについてさらに知りたい方はこちらをどうぞ。
お役に立てばシェアしていただけると嬉しいです。それでは頑張ってください!
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