ドイツには日本とは違いRuhezeitというものがあります。
Ruhe→静けさ、休息
Zeit→時間
訳すとしたらお休みタイムといったところでしょうか。これは法律で決められているものなのでドイツに住むにはちゃんと知っておく必要があります。では実際にどんなものなのか見ていきたいと思います。
やってはいけないこと
Ruhezeitはみんながその時間帯に静かに休めるようにするための共通ルールなので、端的に言うとうるさくしたり騒いではいけないということです。
具体的には
楽器を演奏する、掃除機をかける
パーティを催して騒ぐ
大音量で音楽やテレビをつける
洗濯機を回す
などです。
私自身はあまり気になりませんが、友人から聞いた話だと几帳面な人が近所だと、Ruhezeitにシャワーを浴びているだけで苦情を言われたそうです。(もちろんこれは珍しいですし私は普通に気にせずシャワーん浴びています。笑)
守るべき時間帯
これは州によって違います。
厳密な時間がわからなかったので公式な時間を調べてみました。ベルリンでは以下の時間です。こちらのベルリン市のサイトから引用しました。
平日
22:00〜06:00
日曜・祝日
06:00〜22:00 →なんと1日中!!
になります。
この時間さえ守れば基本的に大丈夫です。 ただ建物によっては建物毎のRuhezeitが設定されていることもよくありますので、契約書を見るか大家さんに入居の際聞いてみてください。
また、下記のサイトによるとドイツでは統一されたRuhezeitの時間というものはありませんが、ベルリン以外の州では大抵上記の時間に追加してお昼のRuhezeitも追加されているようです。
具体的には
13:00〜15:00
この時間が追加されます。
実際のところ
ドイツに住んで数年経ちますが、おおよそこのRuhezeitはみんな守っています。ただ日曜・祝日に関しては一日中Ruhezeitのはずですが、これは厳密には守ってない人が多いと思います。
またベルリンなどの若者が多い都市ではミュンヘンなどの高齢者が多い街に比べてRuhezeitの守られ方がゆるいような気もします。あとは建物の構造で音漏れがどれくらいするかによっても結構事情が変わってきています。
Ruhezeitにまつわる経験談
私自身はこのRuhezeitをほぼ守っているため苦情を言われたことはありませんが、
同じアパートでは夜中の0時辺りに大音量で音楽を流していた方が、他の住人に通報されて警察に厳重注意されていました。
このようにRuhezeitは守らないと場合によっては警察沙汰になりますので、必ず守るようにしましょう。
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