先日突然このようなメールがきてアドセンス広告が停止されてしまいました。
わずかしかない収益とは言え、身に覚えのないことで???という感じでした。
そこから徹底的にこの件について調べ、先日無事アドセンス広告を復活することが出来ました。
この実体験から
無効なトラフィックによりGoogleアドセンスの広告が停止してしまう原因、
広告が復活するまでに行った対策を徹底解説します。
主に次のような方に向けた記事です。
無効なトラフィックの原因
そもそも無効なトラフィックという意味がわからなかったので調べてみました。Adsense公式のヘルプでは以下のように説明されています。
無効なトラフィックとは、広告主様の費用やサイト運営者様の収益を作為的に増やす可能性のあるクリックやインプレッションのことです。無効なトラフィックには、意図的な不正トラフィックや偶発的クリックが含まれます。
Adsenseヘルプより
「純粋に興味があってクリックされた広告以外は収益として認めません」ということですね。
無効なトラフィックが起きてしまう原因として、具体的には次のような原因が考えられます。
①自己クリック&自己インプレッション
これは自分自身のサイトの広告を自分でクリックしたり、閲覧したりする行為です。
誤って広告をクリックしたり、閲覧しまくっていると、クリック収益やインプレッション収益を自分自身で発生させてしまうことになるので、悪質な行為とみなされる可能性があります。
②アドセンス狩り
アドセンス狩りとは悪意を持った第三者がアドセンスの広告停止を狙い、広告を短期間に連続でクリックする行為です。
にわかには信じがたいですが実際にこのようにTwitterでもしばしば報告されています。。
③身近な人による定期的なクリック
アドセンス狩りのような悪意のあるクリックではなく、逆に身近な人の善意のクリックが悪質な行為とみなされてしまう可能性もあります。
通常同じIPアドレスからのアドセンス広告のクリックは多くても月に1、2程度しかありませんが、
家族や友人が良かれと思って毎日1クリックなど継続的な広告クリックをしていた場合、異常なクリック率を誇るIPアドレスが生まれてしまい、悪質な行為とみなされてしまいます。
Googleは訪問者のページ滞在時間や広告クリック後の広告主サイトの滞在時間、アクションなども追跡しているので、純粋に興味がない広告クリックはバレてしまいます。
④SNSからの流入
一般的にSNSからの流入はトラフィックの質を下げると言われています。
収益を上げるためにSNSの活用はもちろん大事ですが、あくまでも検索流入が1番になるようにブログやサイト運営をしていくのが大事です。
クリック誘導
自身のサイトの広告クリックを誘導すること、あるいは誤クリックを誘発するような広告配置は禁止されています。
無効なトラフィックの増加に繋がるので必ずやめましょう。
無効なトラフィックの対策
上記のような原因で起きてしまう無効なトラフィックから起きるアドセンスの停止ですが、ヘルプを見ても具体的な対策方法は載っていないので、今回私が実際に行った有効な対策方法をご紹介します。
おすすめのプラグイン AdSense Invalid Click Protector
まずなんと言っても無効なトラフィック対策におすすめしたいのが、このAdSense Invalid Click Protectorというプラグインです。
これを導入するだけでほぼ無効なトラフィックを無くすことが出来ます。
簡単に説明すると、
アドセンス広告を同じ人が一定期間にどれだけクリック出来るかを制限できるようになるプラグインです。
実際にインストールをするとこのような画面になります。
使い方
英語の表記なのでザックリ必要があるところのみ使い方を説明します。
設定内容は基本的にわざわざいじらなくても大丈夫ですが、私は少しだけ数値を変えました。
連続クリックの上限数は2
連続クリックのカウントリセットまでの時間3時間
上限以上のクリックをした人に対する広告配信停止期間を7日
デフォルトの数値からよりアドセンス狩りをされにくいように変更をしました!
ここは収益の可能性とアドセンス狩りに遭う際のリスクのバランスの問題なのでご自分のスタイルにあった設定をすると良いと思います。
あとはプラグインを有効化したらおおまかな無効なトラフィック対策は完了です。
アドセンス狩りを防ぐおすすめの管理サイト2つ
まずはGoogleアナリティクスで異常にクリックをしている人がいないかチェックしてみましょう。
Googleアナリティクスでの異常なクリックの調べ方
するとこのような画面が表示されます。
私の場合無効なトラフィックが原因でアドセンスを停止させられたときは、CTRが500%や400%など異常な数値を出している地域が複数あり、アドセンス狩りにあったものだと判定出来ました。
そのためすぐに無効なクリックの連絡フォームに届け出をしました。
Googleからは基本的には返信はありませんが、とりあえずあやしいことがあれば、すぐに報告しておきましょう。
本来ここで異常なクリックをしたIPアドレスも報告できるとより良いと思うのですが、残念ながらGoodleアナリティクスではそこまですることは出来ません。
そこで次のサイトが役に立ちます。
Research Artisanを使ってトラフィックを監視する
Googleアナリティクスでは広告をクリックした方のIPアドレスまは調べることが出来ませんが、
このResearch Artisanを使えばどのIPアドレスがいつ、どれだけ広告をクリックしたか正確に把握することが出来ます。
特定のIPアドレスが広告をクリックした数、日付、PV数など様々なことがわかるようになります。
唯一の欠点は月額500円からかかってしまうことですが、初月は無料で使うことが出来るのでとりあえず試しに使われて見ると良いと思います。
自己クリックを防ぐために
自己クリックを防ぐのも大事です。1度くらいなら問題ないことが多いですが複数回行ってしまったり、過度な自己インプレッションがあると無効なトラフィックとみなされてしまう可能性があります。
スマホで無効なトラフィック対策
アドセンス広告を非表示出来るアプリを入れましょう。私はこのアプリを使っていますが、他のアプリでも広告を非表示にさえ出来れば大丈夫です。
パソコンで無効なトラフィック対策
パソコンではGoogle Chromeの拡張機能、Google Publisher Toolbarを使いましょう。Chromeウェブストアから追加出来ます。
AdSenseと連携を有効にすると広告オーバーレイという機能が使えるようになり、自分のサイトの広告に緑色のガードがかかり、誤った自己クリックを避けることが出来るようになります。
SNSからの流入対策
SNS流入に頼っている方はアドセンスが復活するまではTwitterなどにブログのリンクを貼るのをやめるようにしましょう。
そうすることでトラフィックの質の向上に繋がり、早いアドセンスの復旧につながります。
無効なトラフィックによるアドセンス停止から復旧までの期間
私の場合、2月25日にメールが届き、広告を停止されました。
その後上記の対策を全て行った状態で待っていると、3月5日から突然広告が復活していました。
ですのでアドセンス広告復活までにかかった期間は10日間です。
(ホーム画面の警告が消えるのはさらに2週間ぐらいあとでしたが、、笑)
実際色んな方の体験談を見ていると10日間程度で復活されている方が最も多いようです。
ただ中には1ヶ月ほど復旧に時間がかかっている方もいたので出来るだけの対策をして、待ちましょう。
まとめ
Googleアドセンスで起きてしまう無効なトラフィックの原因と対策について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
ほとんどの人は悪意がなく、無自覚にこの状態に陥ってしまうことが多いので、もしまだ無効なトラフィックで問題が起きていない方もぜひ事前に出来る対策をしておくことを強くおすすめします。
特にトラフィック量がまだまだ少ない初心者がひっかかりやすいので気をつけてください。
コメント