ドイツの税関で荷物が引っかかり呼び出しをくらった場合の対処方法

ドイツの税関で荷物が引っかかり呼び出しをくらった場合の対処方法 留学&ドイツ情報

この記事ではドイツに荷物を送ってもらった際に税関に止められてしまい、呼び出しを受けた際の対処方法を解説します。

ドイツ税関に荷物が引っ掛かった場合

郵便局のEMSで荷物を送ってもらった場合、

追跡番号があるのでDHLのホームページに追跡番号を入力すると、現在の荷物の配達状態を確認できます。

               

もし税関に止められてしまった場合はその荷物の状態が、

Die Sendung ist in die DHL Zollübergabestelle geleitet worden.

Dort wird Ihre Sendung an den Zoll ausgehändigt und anschließend in das zuständige Binnenzollamt transportiert.

Der Empfänger kann die Sendung dort, nach Erhalt des Benachrichtigungsschreibens der Deutschen Post über den Eingang einer zollpflichtigen Sendung, abholen.

Weitere Infos: www.zoll.de – Suchbegriff “Postverzollung”.

DHLの追跡ページより

                 

と表示され、同日か次の日には

Die Sendung wurde dem Zoll übergeben. Ein Schreiben mit Ihren Zollinformationen ist auf dem Weg zu Ihnen. Weitere Informationen rund um die Verzollung finden Sie hier.

DHLの追跡ページより

こう表示されます。

これを要約すると、

あなたの荷物は税関に引き渡されました。

そして荷物の税務処理に関しての手紙をあなたに送りました。

ということです。

               

ドイツ税関からの手紙

この表示がされた数日後に税関からの手紙が届きます。

その内容は2週間以内に適切な処置がされないと送り主に荷物を送り返すということと、

荷物に対してあなたは3つの選択肢が取れますよ

という説明です。

            

税関で止められた荷物に対する選択肢

①税関にとりにいく

手紙に指定された税関に行き、荷物を取りに行く方法です。

これが最も良い方法だと思います。

               

②DHLに税務処置を委託する

同封された紙に基づいてDHLに税務処理を委託します。ただこの方法だと税金と別にDHLに事務手数料を支払わないといけないようです。

           

③受け取りを拒否する

そのままですが、送られてきた荷物の受け取りを拒否します。これを選ぶ人はまずいないですよね。

              

今回は現地の税関に取りに行く際の方法を解説します。

ドイツ税関からの呼び出しを受け、荷物を受け取る方法

税関からの手紙がきたら基本的には現地の税関に行って、荷物を受け取りに行くのが1番早くて確実だと思います。

ベルリンだといくつかあるみたいですが、Schönebergの税関に呼び出されるケースが多いようです。

ドイツの税関で荷物が引っかかり呼び出しをくらった場合の対処方法
Schöneberg 税関の入り口

                

持っていくものは紙にも記載されていますが以下の4点です。

税関に持っていくもの
  1. パスポート
  2. 税関からの手紙
  3. 荷物の中身の値段を証明出来る領収書やクレジットカードの支払い明細
  4. 税金を支払うための現金

これを持って指定された税関に行きます。

税関の営業時間や住所などの詳細は送られてきた紙に書いてあります。

Schöneberg 税関

Zollamt Schöneberg

Kufsteiner Str. 71-79 10825 Berlin

営業時間 平日 6:30〜21:00

            

税関でする流れ

税関に行くとすぐに受付(Anmeldung)があるので、そこの列に並び、送られてきた紙を見せます。

主に受ける質問は

想定質問

1. 誰から送られてきた荷物か

2. 荷物の中身と価格

3. 使用目的(個人的な使用かどうかなど)

                 

ケースバイケースですが大体こんなところだと思います。

多くの人がドイツ語でやりとりをしていましたが、大抵は運が悪くなければ、税関職員は英語も出来るのでもしドイツ語に自信がない方は英語で質問に答えても良いと思います。

この会話が終わると番号札を渡されるので待合室でそのまま待ちます。

                         

そして自分の番号が呼び出されたところ場所へ行くと、内容物の値段を領収書などで証明させられます。

もし領収書などがなく証明できない場合は、その現物の価値を税関職員が調べます。(出来るだけ準備しておいた方が良いです)

そして45ユーロ以上のものがある場合、その金額に対して税金が課せられます。細かいことはケースバイケースなので、税務職員に説明をしたらあとは従いましょう。

そしてまた待合室に戻されます。

              

待合室で少し待つと、呼び出しを受けるので言われた課税金額を会計(Kasse)で支払います。

お金を支払ったらこれで晴れて荷物を受け取れます!

               

平日の昼間に訪れた私の所用時間はおよそ約1時間でした。曜日や時間帯によってはさらに混み合う可能性もあるので時間には余裕を持って行きましょう。

ドイツ税関に引っかかる理由


個人使用の贈り物であっても、45ユーロ以上の価値がある物は課税されるということです。

高価な物を日本から送ってもらう場合は課税されることを覚悟した上で送ってもらいましょう。

ただ45ユーロ以上の衣類でも、新品でなく中古の場合、商業的価値がないと示せれば課税されないこともあるみたいです。

※ここに記載した情報は常に変わる可能性がありますので、必ずご自身でよく確認をした上で行動をするようにしてください。

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